2014-10-11 2014-10-08 2014-10-08 変数 JavaScript 変数とは JavaScriptがデータをおぼえるとき、パソコンのメモリにデーターを記憶します メモリがデーターを記憶できる領域が広いので、その中でデータを個別に管理するために領域の一部を名前をつけておきます これが「変数」です 変数の宣言 変数を利用するためには、まず宣言を行う必要があります 「宣言」とは、変数に名前をつけて利用するための準備をすることです 宣言は一度だけおこないます 変数名の前に「半角スペース」を入れる var 変数名; 複数の変数を宣言する場合は「カンマ」で区切る var 変数名1, 変数名2, 変数名3, … ; 変数名の命名規則 予約語は使用できない 大文字・小文字は区別 何のデータを扱う変数なのか推測しやすい名前にする JavaScriptの予約語 beak, do, if, switch, typeof, case, else, in, this, var, catch, false, instanceof, throw, void, continue, finally, new, true, while, default, for, null, try, with, delete, function, return 将来予約語にされる可能性のある語 abstract, boolean, byte, char, class, const, debugger, double, enum, export, extends, final, float, goto, implements, import, int, interface, long, native, package, private, protected, public, short, static, super, synchronised, throws, transient, volatile 変数への値の代入 変数の中に値を入れることを代入と呼びます 変数が持つことができる値は1つだけなので、代入をするたびに上書きされます 変数名 = 値 ; ※右辺を左辺に入れる 《変数への値の代入》 <script> var a; a = 10; a = 20; </script> aという名前の変数がメモリに作られる 変数aの中に10が代入される 変数aの中身が20に上書きされる 変数の初期化 宣言時に値を代入することを「初期化」と呼びます 変数宣言のみで初期化を行わない場合、変数の中には初期値として「undefined」という特殊な値が入ります 変数を計算などに利用する場合は、必ず先に値を入れておきます var 変数名 = 値 ; 変数の表示 変数の中身を表示するには、「console.log」や「alert」の丸括弧()内に変数名を指定します 変数名をシングルクォートまたはダブルクォートで囲むと、囲まれた範囲は単純な文字列となり、変数名がそのまま表示されてしまいます 《変数の中身の表示》 <!DOCTYPE html> <htmllang="ja"> <head> <metacharset="utf-8"> <title>変数の中身の表示</title> <script> var a = 10; console.log(a); </script> </head> <body> </body> </html> 《実行結果》 変数名はシングルクォートまたはダブルクォートで囲まない! データ型 データ型とは、変数に入っているデータの種類のことです 文字列と数値とは、異なる種類のデータ型になります データ型が異なると、実行できる処理内容も異なります 文字列型のデータに対しては文字列の検索や置換などの処理ができます 数値型のデータは計算処理に利用できます 《JavaScriptのデータ型》 データ型説明例 数値 整数や実数 10 0.5 文字列 シングルクォートまたはダブルクォートで囲まれた文字の並び 'abc' "こんにちは" 論理値 ・真(条件を満たす)の意味をもつ「true」 ・偽(条件を満たさない)の意味をもつ「false」 true false 配列 複数のデータの集合体 [10, 20, 30] 連想配列 (オブジェクト) キーと値の集合体 { width : 90, height : 50 } null値 オブジェクトが存在しないことを表す特殊なデータ型 null undefined値 変数が初期化されていない、あるいはプロパティが定義されていないことを表す特殊なデータ型 undefined NaN値 数値でないことを表す特殊なデータ型 NaN JavaScriptはデータ型について厳密なチェックを行わないため、数値型の値が入っていた変数を文字列型の値で上書きすることも可能 スクリプト中で扱うデータは変数に入れる 変数に入れるデータの種類のことをデータ型と呼ぶ