Webページを表示する仕組み
Webページ
- Webにおける文書の単位
- 1ページあたりの分量はページごとに異なる
- ひとつのWebページに URL(Uniform Resource Locator)が対応する
- ブラウザのアドレスバーに URL を入れてアクセス
- Webページの中には、テキスト(文字)・画像・音声・動画といったコンテンツが含まれる
HyperText Transfer Protocol(http)
- WebブラウザとWebサーバの間でHTMLなどのコンテンツの送受信に用いられる通信プロトコル
Webとインターネット
- Webは、インターネットのしくみを利用した一つのサービスとして存在する
- Web(HTTP)
- メール(SMTP/POP)
Webページの実体
- ある規則に従って記述されたテキストファイル
- メモ帳などテキストエディタで編集可能
- 特定の編集ソフトを必要としない
- その規則さえ分かればWebページを作成できる
視覚に訴える表現の特徴
画像挿入 <img>
<imgsrc="画像の置いてある場所"width="幅"height="高さ"alt="代替え文字">
img:image
src:source
<htmllang="ja">
<head>
<metacharset="UTF-8">
<title>はじめてのHTML:画像を表示</title>
</head>
<body>
<h1>画像を表示</h1>
<p>HTML内に画像を挿入する記述</p>
<p><imgsrc="glass.jpg"width="400"height="250"alt="眼鏡"></p>
</body>
</html>
リンクには「テキストリンク」「画像リンク」「メールリンク」の3種類あります。
テキストリンク
<ahref="移動先の住所(パス)">リンクテキスト</a>
a:anchor
href:hyper reference
画像リンク
<ahref="移動先の住所(パス)"><imgsrc="画像の置いてある場所"width="幅"height="高さ"alt="代替え文字"></a>
メールリンク
<ahref="mailto:メールアドレス">お問い合わせ</a>
「ホテルの法則」は存在しません。(授業内で説明します。)
このクラスでの「相対パス」の理解のための法則です。
相対パス(relative path)
ハードディスクなどでファイルやフォルダの所在を示す文字列(パス)の表記法の一つで、起点となる現在位置から、目的のファイルやフォルダまでの道筋を記述する方式。
起点となるフォルダを「.」で、上位フォルダを「..」であらわす。
ひとつ上の階層を表すには「../」を使います。
絶対パス(absolute path)
ハードディスクなどでファイルやフォルダの所在を示す文字列(パス)の表記法の一つで、装置内の最上位階層から目的のファイルやフォルダまでのすべての道筋を記述する方式。
フォルダの中の階層を、「/」(スラッシュ)を使って区切ります。
Webの場合、外部サーバーへのアクセスに利用される場合がほとんどです。
- 例外的に「SEO効果」を狙って、ホームへのリンクを「絶対パス」にする場合もあります(現在では効果はありませんが、授業で事例を解説します。)
パラグラフの概念
基本的に論文やレポートにおけるパラグラフは、「ひとつのテーマを示す」単位です。
パラグラフは単に「読みやすい長さで切る」のではありません。
この考え方は、Webライティングをする上でとても重要です。
パソコンやモバイル機器の中で見る「文字」は、それほど読みやすいものではありません。
ですから、必然性がなければ読みたくないものなのです。
では、読むか・読まないかの判断をどこでするのでしょうか。
そこには「知覚心理」が影響します。
ここでは深く言及しませんが、デザインにおける2大要素「色彩」と「文字」は、この「知覚心理」が原点です。
トピックセンテンス
- トピックセンテンスは、そのパラグラフの中に書かれているテーマを一言(一文節)で表したもの
- トピックセンテンスは通常パラグラフの最初に置かれる
- トピックセンテンスを見出しとして扱う
トピック以外の文
- 見出し以外の本文(段落)
- 並列した文(同じ重要度の文)→番号なし箇条書き
- 時系列で並んだ文(時間軸に沿って並べないと意味が通じない文)→番号付き箇条書き
- 論理を追う構造の文(因果関係などの論理を追った文)→定義型箇条書き
「見出し+本文(段落)+箇条書き」による文書構造を最小単位と考えることが「パラグラフ」です
1ページの中には、いくつかのパラグラフがあり組み合わせて構造を作ります。
流れとしては、紙媒体は「序論」→「本論」→「結論」という風に組み立てます。
Web媒体の場合は、「結論」→「本論」→「結論」となり、最初に眼に触れるものが「結論」とするように構成します。
「序論」は、Web媒体ではまわりくどい表現として敬遠され、読んでもう事の少ない部分になってしまいます。
HTMLは言語、目的は文書構造を作る
このパラグラフの概念を使って書かれた内容を「ブラウザ」が理解して正しく表示できるようにする「言語」が、HTMLです。
HTMLを理解する入り口
- 文章を形にしてからマークアップする(文章を書くことを優先)
- マークアップで構造化をしてから内容を入れる(タグを記述することを優先)